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用語

Kiriko

Kirikoは、リアルタイムオンチェーン試験を可能にするプロトコルです。

kiriko.wtf

kiriko.wtfは、Onchain Examination ProtocolであるKirikoのclient実装の1つとしてのインタフェース「kiriko.wtf」を指します。

Onchain Examination Protocol

Onchain Examination Protocolは、誰でもいくつでも試験を作成することができるpermissionlessなスマートコントラクトを基盤としたプロトコルになっています。Exam Factory Contractを通じて、様々な形式の試験をオンチェーン上で作成することができます。

Examination SubDAOs

Onchain Examination Protocolを利用して、特定の分野に関して問題を作るDAOになります。もちろん、permissonlessなので誰でも試験を作成することはできますが、より質の高い試験を継続的に作成するためには試験問題を作成する団体があるほうが望ましいです。我々は、Onchain Examination Protocolの上で活動する複数のSubDAOの構築を目指します。

Kiriko Ecosystem

Kiriko Ecosystemは、

  • Core protocol(Onchain Examination Protocol)
  • Client applications(Ex. kiriko.wtf)
  • Examination SubDAOs

の3つの要素から構成されます。Core Protocolはpermissionlessでオープン、無料なスマートコントラクトとして公開されており、だれでも参照することができます。

Client applicationsとしてkiriko.wtfがありますが、他にも特定の試験に特化したような複数のclientを立ち上げることが理論上可能です。

Examination SubDAOsは、Kirikoエコシステムの長期的な発展において重要であり、新しい分散型の検定試験を多元的に構築していくことができます。

Examiner

オンチェーン試験の作成者になります。誰でも自由に試験を作成して公開することが可能です。examinerは、試験の解答を事前にコントラクトに記録する必要があり不正ができない仕組みになっています。

Examinee

オンチェーン試験の受験者になります。受験者は自分の興味のある試験を自分の意思で受けることができます。受験者はオンチェーン試験が始まると期間内に納得がいくまで回答を上書きすることができます。試験が終わると、オンライン試験を受験した他の受験者と比較して自分の立ち位置を知ることができるほか、試験に合格するとオンチェーン上でデジタル証明書を発行することができます。

Ethereum Attestation Service (EAS)

EASは、オンチェーン上で発行されたデジタル証明書になります。EASの証明書の中身は自由度が高く、事前にexaminerが証明書の中身を設計することができます。EASは、端的に表現すると構造化された情報にデジタル署名を付与する仕組みです。

Decentralized Society (DeSoc)

現在の現実世界における経済活動は、社会の中で形成された持続的な信用関係の上に成り立っています。このような実体経済の信頼をベースとしたネットワークをCryptoの世界でも実現しようという試みがDecentralized Societyになります。アドレスにSoulを蓄積し当人のオンチェーン人格を形成するとともに、コミュニティがボトムアップで集まり、互いの創造力を駆使して、様々なスケールで複数のネットワーク財と知性を共同創造する、多元的な社会の構築が可能になります。

Soulbound Token (SBT)

Soulbond Token (SBT) は、他のアドレスに転送することができないNFTで、ユーザーのアイデンティティや業績、出席を表現することでオンチェーン上での行動履歴を作成することができます。

現在、確定した仕様が定まっていないため複数のエンティティが実験的に利用しています。

Public goods

Public goodsは、エコシステム内のすべての人が利用でき社会全体にとって恩恵がある資源です。Public goodsはCryptoの世界でテクノロジーを中心とした恩恵を広げる上でとても重要な役割を果たしています。EthereumをはじめとしたCryptoエコシステムの中では、オープンソースプロジェクトやドキュメント、教育用の教材などはPublic goodsの一例です。

Gitcoinを例にとってみます。このプロジェクトは、walletやexplorer、その他のCryptoに必要なツールを作成するオープンソースの開発者をコミュニティとして金銭的に支援する仕組みを構築しています。このような仕組みがなければ、私達が普段使っている便利なツールは存在しなかった可能性もあります。

ツール単体ではビジネス的な利益をあげることはできなくても、それ自体が大勢の人の役に立つものである場合は、社会として支援していく仕組みやPublic goodsを応援するコミュニティのマインドが必要になります。